色彩治療とは、西洋医学の病名、肩関節周囲炎、リウマチ、腰椎椎間板ヘルニア等や、心臓、肝臓、胆嚢等の臓腑、脳や神経、血管、細胞、細菌やウイルス、膝や腰等の各種痛みやしびれ、東洋医学の経絡を色に変換し、約1ミリ角の色布を病巣部に貼って病気や痛み等を治すという新しい医療になります。この治療法は、松山市在住の鍼灸師、加島春来先生の研究によって考案されました。(1998年設立 国際色彩診断治療研究会)医師や歯科医師、看護師、理学療法士、作業療法士、鍼灸師、柔整師等、国家資格を持つ先生方によって、臨床研究が続けられています。
では何故、カラーの布が病気や痛みに効くのでしょうか?私達の体は約60兆個の細胞があり、それぞれが正しい営みを行っています。その時、健康状態にある電磁波(波長)を発生しています。しかし、その細胞が何らかの影響により、異常な状態になっていくことにより、病気や痛み等の電磁波(波長)を発生させることになります。そこで、その異常な細胞が発生させている電磁波(波長)と同じ波長をもつ色布を病巣部に貼付することにより、波同士が打消し合うようになります(波長の逆位相)(似たような原理であれば、ノイズキャンセリングを例にとるとよく分かるのではないでしょうか)。そうすると、細胞や組織等が正常な営みに戻ろうとします。
1.それでは、実際の治療を見ていきましょう。まずは、探索棒と言われる、長さ15㎝、直径5㎜程の先が尖った金属の棒を使用して診ていきます。棒の中は中空になっていて、その中に一本一本違う色布が入っています。
2.問診により予め選別した数本~数十本の探索棒を、患者さんの中指の先端にあてて診ていきます。この中指の先端は頭の百会というツボに相当する部分で、百会は全ての気が通っていますので、診断として使用するのに適しています。この時、私の診方ですが、体の中の気の動きで診ていきます。その患者さんに必要な探索棒であれば、気が詰まってきます。不必要な探索棒であれば、気が通ります。そうして、患者さんに必要な探索棒を選別していきます。
3.患者さんに必要な探索棒が選別できたなら、次はその探索棒を片手に持ち、症状を訴えている患部(ここでは腰になります)にもう片方の中指をかざして反応を診ていきます。中指がセンサーの役割を果たしていて、皮膚表面から発している異常な周波数を点として感じ取っていきます。そして、反応点には、灸点ペンなどで記しをつけていきます。
4.約1ミリ角の色布を10ミリ角のシールに貼り、それを先程見つけた反応点に貼付していきます。症状の度合いによって色布の枚数やシールの貼付箇所が増えたり減ったりします。ここでは直接患部(腰)に貼付していますが、遠隔で足や手や耳のツボを使ったり、代表領域と言った患部とは違った場所を使う場合もあります。このように、色彩治療の魅力は、痛くない、熱くない、診断即治療ができ、副作用がない点だと言えます。